フィリピンで過ごしたはずの8月

 

フィリピンでありながら、フィリピンでない場所。

時に、韓国にいるのではとの錯覚を覚える。

 

韓国資本の語学学校のため、韓国人留学生が大半を占めている。

必然的に、日韓関係について考える機会が多くなった。

 

8月15日

日本では終戦記念日だが、韓国では日本からの独立記念日だという

複雑な気持ちになった。

 

韓国人とどのように接すればいいのか、少し戸惑った。

自分の中に、戦争に対して後ろめたい気持ちがあったのか。

終戦記念日は、日本人にとって喜んでいい日なのか。

 

今までどこか他人事で

歴史上の出来事としてしか考えていなかった自分に気がついた。

 

彼らはとても社交的で、日本人ともすぐに打ち解ける。

世代が近い事もあってか、彼らと過ごす時間はとても楽しい。

 

戦争や竹島について語り合う事はほとんどない。

彼らも、センシティブな問題である事を十分認識している。

 

今週末、特に仲の良かった韓国人数人が学校を去って行った。

帰国して大学に行く者、オーストラリアへ留学する者

それぞれが次のステップへと進んで行く。

 

見送りに行き、最後の別れ際

どちらからともなく握手を交わし、抱き合った

 

「また会おう」

 

僕が世界一周をすると知っている彼らとは、

「絶対に韓国に会いにきてくれ!うちを自由に使っていい。お母さんの料理が一番美味しいから、是非食べて欲しい!全部フリーだ!!」

「オーストラリアで会おう!一緒に飲みに行こう!」

「日本に行きたい。その時は日本で会おう!」

最後にそんな会話を交わした。

素直にうれしかった。絶対に会いに行く。

 

今、日韓関係はかつてない程に冷え込みつつある。

この件について、この場で自分の具体的な見解を述べる事は控えようと思う。

 

ただ、ひとつだけ

彼らと共にひとつ屋根の下で過ごし、同じ釜の飯を食べ、朝まで飲み明かし

どんな娘がタイプだとか、あの子が可愛いだとか

そんなくだらない話に華を咲かせ

学校では同じテキストを共に勉強する。

 

こういった直接的なコミュニケーションを重ねなければ

異なる教育環境で育ったお互いの理解は進まない。

そう強く感じた。

 

そして、彼らと過ごした8月

今まで以上に日本を意識するようになった。

「世界を知れば知る程、日本を知る事になる」

留学前に出会ったこの言葉の意味が、少し分かった気がした。

※写真は、ルームメイトのサンちゃんと

Ryosuke Oka

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