惑わす者

Philippinesを経て、世界一周2カ国目!!

現在 Nong KhaiThailand にいます!!

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チェンマイは旧市街を散策するだけなら1日で十分な程小さな街である。

僕はそこに5日間滞在した。

 

ここも相変わらず欧米人が多いが、バンコクとは違った落ち着いた雰囲気がある。

旧市街の中にはカフェがいくつかあり、その中の1件がとても気に入ったので、

日中は街の散策に出かけ、夕方にはカフェで読書という生活を送っていた。

 

 

僕は毎食後にフルーツを食べる様にしている。

チェンマイでもゲストハウスの近くでフルーツを売っていたので、

毎回そこで買って食べていた。

 

チェンマイのフルーツはバンコクよりも安かったので、

僕はいつもスイカとパイナップルを買っていたのだが、

何度目かに行った時、さすがに僕の事を覚えた様で、

店に行くと、店員がこれとこれでしょと指を差して笑ってきた。

 

僕は覚えてくれた事が嬉しくなり、

「そうそう!」と笑顔で返した。

 

 

初めて訪れる街に着いたばかりの時は、

自分が今、街のどの辺にいて目的地までどのくらいかかるのか、

街はどんな雰囲気なのか、何もわからない状態である。

自分の居場所が無い不安が多少なりともある。

 

すぐにゲストハウスを探し、部屋に落ち着く。

街を歩いて回り、パズルを完成させる様に頭の中に地図を作っていく。

全体像が把握できると少し街に親近感を覚える。

 

食事は地元の人達が利用する食堂や屋台で食べる事にしている。

そこで現地の人達と少しずつ交流を重ねていく。

するとだんだん自分がこの街に溶け込んで行く様な感覚を覚える。

 

そうやって少しずつその街に自分の居場所を見つけていくと、

自然と気持ちは落ち着き、リラックスできる。

 

フルーツ屋の例がまさにその典型だ。

あのちょっとしたコミュニケーションによって、

緊張の糸が一気に解れていく。

 

タイは微笑みの国と言われるだけあり、

旅行者を温かく迎え入れてくれる。

数日も滞在すれば、すぐにその街が好きになるだろう。

 

 

チェンマイを後にした僕は、カンチャナブリーという街に移動した。

ここでは年末年始の4日間滞在した。

幸いな事に、元旦は現地の人達と楽しく過ごす事が出来た。

 

英語がほとんどしゃべれない家族ではあったが、

それでも僕の事をとても気遣ってくれた。

あの楽しい時間を過ごすのに、言語はさほど重要ではなかった。

 

これが多くの旅行者を魅了するタイの魅力なのだなぁと思う一方で、

自分が日本にいる時はどうだろうかと、少し反省もした。

 

 

バンコクへ戻り、最後の予防接種を終えた僕は、

晴れて自由に旅を出来る身となり、早速ラオスへ行く事にした。

 

バンコクを発つ当日、電車が20時発だったので、18時までJCBで時間を潰し、

フアランポーン駅へ向かった。

のだが、JCBを出た途端、目の前の道路は大渋滞である。

18時と言えば帰宅ラッシュの時間なのだ。

 

しまったと思い、急いで最寄りのバス停まで行った。

しかし、バス停はバス待ちの人で溢れ返っていた。

これではいつまで経ってもバスに乗れそうにない。

 

とりあえず次のバス停まで歩こう。

そう思い、すぐに移動した。

が、ここも人で溢れ返っている。

 

僕の歩いている通りはサイアムというエリアで、

巨大なショッピングモールがひしめいており、取り分け人が多いのである。

それでなくても狭い歩道に、屋台があちこちに出ているから人の渋滞がもの凄い。

 

そんな中、重たいザックをコロコロ引っ張って、

「えくすきゅーずみー」

「そーりーそーり」

と言いながら掻き分け掻き分け前に進んで行く。

 

やっとこの人間渋滞を抜けた頃にはもうグッタリである。

道路の方も相変わらず車の渋滞が激しく、僕が目当てにしていたバスは一向に来ない。

これは歩いた方が早いかもしれない。

 

そう思った僕は、バスを諦め駅まで歩く事にした。

実際歩けない距離ではなかった。

以前バンコクを歩き回った際に一度歩いていたからである。

 

しかし今日はザックを引いている。

ちょっとキツいかもしれないな。

そう思いつつも、20時までには駅に着かなければならない僕は、

のんびり考えている暇など無かった。

 

ようやく半分に達した頃、

トゥクトゥクが僕に寄ってきた。

「どこいくの?」

 

今まで何人も日本人を乗せてきたのだろう。

とても流暢な日本語で話しかけてくる。

僕は無心で歩く事に集中していたので、

申し訳ないが、無視した。

 

しかし、相手も引き下がらない。

「どこいくの?」

 

僕はしょうがないので、フアランポーンとだけ答えてまた歩き出した。

 

すると、

「いくら?」

と僕に値段を聞いてくる。

 

僕は歩くと決めたのだ。

ここまで来てトゥクトゥクに乗るくらいなら、最初から乗ってるわ!

そう思い、無視して黙々と歩く。歩く。歩く。

 

しかし、相手はやはり引き下がらない。

バンコクでここまでしつこく言い寄られたのは初めてだったので、

少し意外だった。

 

なので僕の方が

「いくら?」と聞いた。

すると「100バーツ(300円)」

と言うではないか。

 

バスで行けば7バーツ(21円)で行けるのだ。

そのバスを諦めて歩いているのに100バーツも払うわけないだろーが!!

 

少しイラッとした僕は、あり得ないという表情をしてまた歩き出した。

しかしやはり引き下がらない。

「いくら?」と聞いてくる。

 

あぁ、駅まで歩こうと決めた僕を惑わさないでくれ。

距離的に相場は60〜80バーツくらいだろうと思っていた僕は、

「30バーツ(90円)」

と答えた。もしこれで相手がOKすれば、乗ってもいいギリギリの値段を言った。

 

すると今度は運転手が僕にあり得ないという表情をして

アクセルを一気に全開にふかし、走り去って行った。

 

エンジンの大きな音が癪に触り、完全に怒り心頭になった僕は、

こうなったら意地でも歩いて駅まで行ってやる!!

と決意を新たにし、これまでよりも強い歩調で歩き出した。

 

 

結局19:10頃に駅に到着。

歩く事1時間。

はぁやれば出来るじゃないか、と意外にもに達成感。

 

駅で夕飯を食べ、軽食を購入して寝台列車に乗り込んだ。

所要時間は12時間。

 

これからラオスとの国境の街、ノーンカーイへ向かう。

ブログ村 世界一周

Ryosuke Oka

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2件のコメント

  1. aoringoran2 · · 返信する

    世界旅行満喫してて
    なりよりです。

    ただ

    日本帰って来た時、飲む約束を飛ばして旅立つとは。。(゚o゚;

    1. ランラン、ごめんごめん(笑)
      どっかに会いにきてよ〜
      一緒に旅しようぜ〜〜♩

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