ブラジルと鶏肉と日本人

Now I’m in:Santa Elena de Uairen, Venezuela

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今日はサンパウロの東洋人街について。

サンパウロの一角に、日系人が開拓した「Liberdade:リベルダージ」と呼ばれる地区があります。

現在では中国人や台湾人も多く住み、今は東洋人街と呼ばれています。

 

このエリアに入ると、最初に目に飛び込んでくるのが、ちょうちんの形をした街灯。

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なんか祭りの様な感じで良い雰囲気。

曹洞宗の寺もあった。

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入り口には「ZEN」の文字。禅もZENとして海外で通じる。

余談だが、他に日本語がそのまま外国語となった例として「TSUNAMI:津波」がある。

英語圏で使われているのはもちろん知っていたが、南米でもそのまま使われている。

特に海岸沿いに行くと「津波に注意」という看板があり、「TSUNAMI」と書かれているのをよく目にする。

 

話を戻して、向かった先は「ブラジル日本移民史料館」。

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ブラジルには日系人が約150万人おり、世界最大の日系人コミュニティーがある国。ブラジルに次いで多いのがアメリカ。本土に100万人、ハワイに24万人程いるらしい。

史料館の中は写真撮影禁止だったので、写真は無し。

 

大金を稼いで故郷に錦を飾ろうと、大きな夢を抱いて太平洋を渡った日本人達。

しかし待ち受けていたのはコーヒー農園での劣悪な労働環境。それでも必死に生き延び、ある者は自分たちで農場経営を始め、ある者はまた別の業種へと移って行く。1908年に始まった移住から100年以上が経過した今日に至るまでの日系人の歴史を学ぶ事が出来る。

当時彼らが使っていた様々な日用品や農具等が展示され、彼らが住んでいた小屋の模型なんかも展示されている。ビデオによる解説もあり、よりリアルに当時の状況を知る事が出来る。

 

僕は夕方にリベルダージに行ったので、閉館まで1時間しかなく、駆け足で史料館を見学した。

その中で特に印象に残ったのが「ブラジルの養鶏」。

ブラジルの鶏肉生産量は米国・中国に次ぐ世界第3位(2012年時点)。EU諸国や中東諸国など世界中に鶏肉を輸出しており、日本も輸入鶏肉の大部分をブラジル産に頼っている。

 

そんな鶏肉生産・輸出大国のブラジルの養鶏の基礎を築いたのが、なんと日系人であった。

 

移住当時は各家庭で鶏を飼い、必要な分の卵と鶏肉が取れればそれで十分だった養鶏。

レンガを積み重ねただけの粗末な家の回りを、たくさんの鶏やヒヨコがピヨピヨ歩き回っている。一体何を食べてるのかと心配になるが、みんなしっかり成長して卵を産んでいる。

こういう状況は途上国なら何処に行っても目にする。

 

正にそんな状況であったブラジルに日本の養鶏技術を持ち込み、品種改良を重ねて一大産業に育て上げたのが日系人だった。もちろんその後のブラジル人の努力もあって今日の地位がある事は言うまでもないが、その基礎を築いた日系人の功績は大きい。

今まで日本のスーパーで鶏肉を買う時に、それが何処産だったのか気にした事なんて無かったなぁ。

 

という事で、宿に帰って近くのスーパーで卵を見てみると、なんと日系人の経営している養鶏場の卵がたくさん売られていた。せっかくなので、今回は下の写真の卵を買って、みんなで卵焼きを作ってみた。

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どうですかね出来映えは? 僕が作ったんじゃないんだけどね。

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養鶏について知った後だったからか、なんだかいつも以上に卵が美味しく感じられた。

それから鶏肉も。ブラジルの鶏肉はメチャクチャ安い!!

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僕が買ったやつは1kg 換算で7レアル(約320円)。

しかも、これがまたワインに合うので、ブラジル産ワインを買って、毎晩食べた。

ブラジル=鶏肉という式が僕の中で完全に出来上がり、ブラジルでの食の楽しみが1つ増えた。

 

さて、話をリベルダージに戻すと、町中には日本の食材を売っているお店が数えきれない程ある。

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史料館を出るともう日が暮れていたので、写真が少し暗くなってしまったが、その点ご勘弁を。

中に入ると、そこはもう完全に日本!!

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あぁ〜!!! 今まで考えない様にしてたのに・・・梅干食べたいっっ!!!

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たくあん等の漬け物類もたくさん。

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そしてもちろん駄菓子も。

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サッポロやキリンビールも売っている。

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夜の街を歩けばそこら中に日本食レストランがあり、まるで日本の一角を歩いているかの様な雰囲気。

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リベルダージには「大阪橋」と呼ばれる橋があり、その先には大きな鳥居もある。

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大阪とサンパウロが姉妹都市になった事を記念して大阪橋と命名されたらしい。

橋の下には大きな幹線道路が走っており、交通量も多く、まさに大都市。

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リベルダージにある銀行は店構えも和風。

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この街では日系人向けの日本語の新聞が売られている。

下の写真の様なキオスクに行くと、簡単に買う事が出来る。

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せっかくなので、記念に「ニッケイ新聞」を購入。1部3.5レアル(約160円)。

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この日の1面は相撲やサッカー関連。日本の話題がこちらでも1面を飾っていた。

読み進めると、日本とブラジルの文化交流や経済交流に関する記事もあった。

 

ブラジルの人口は約2億人。BRICsの一角として今後が期待されている国の1つ。某有名投資銀行の推計だと、2050年までにブラジルの経済規模は日本を追い抜くとされている。

そんなブラジルとより深く緊密な関係を築いて行く上で、間違いなく日系人の存在は大きなものとなる。街中で出会う日系人を見ると、とても逞しく、そしてどこか羨ましくもあり、また少し恐ろしくもあった。

多様な人種のいるブラジルという、日本とは対照的な環境で育ってきた彼らの潜在能力は、計り知れないのもがある様に思えてならない。

 

ほんの少しリベルダージを歩いただけだが、肌感覚でそんな事を感じた。

このタイミングでのサンパウロ訪問はなかなか有意義だった気がしている。

出来れば日系人と知り合い、もっと深い話が出来れば良かったのだが、今回はそこまでの時間がなかった。

 

また何処かで別の機会に。

 

Ryosuke Oka

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2件のコメント

  1. 恐ろしい感じかぁ、底力を感じるかんじかね。
    千葉県は枝豆の生産量日本一やに!

    1. そうそう。底力と言うか、ポテンシャルと言うか。
      千葉県は枝豆生産日本一なんだ。
      じゃあ今度宅飲みする時に千葉産の持ってきてよ!

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