29歳になって初めて泣いた日 〜Death Road in Guyana〜

Now I’m in:Santiago, Chile

Visited:148Cities , 37Nations

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→Argentina2→Chile3→Argentina3→Uruguay→Argentina4→Paraguay→Argentina5→Brazil

Guyana  FrançaiseSurinameGuyana (NEW!!)→Brazil2→Venezuela (NEW!!)→Brazi3→Peru2

→Chile3

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リアルタイムでは、南米の終着地に到着しました。

南米の旅が、あと数日で終ります。

 

さて、今回はギアナ3国の最終回!! 36カ国目 Guyana:ガイアナを旅した時の話です。

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スリナムのサウスドレインを出たフェリーは約40分でガイアナ側に到着。

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Welcome to Guyana! 相変わらず、そんな看板に喜んでいられる様な体調ではない。

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入国手続きを済ませて外に出ると、バスの運転手が待っている。

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自分の申し込んだバス会社の運転手を捜し、バスに乗車。まぁバスと言うか、ハイエースだけど。

 

ガイアナの首都 Georgetown:ジョージタウンまでは約3時間。

途中から雨が振り出し、ジョージタウンに着く頃には土砂降りとなった。宿情報が無かったので、とりあえず中心部の適当な宿の前で降ろしてもらう。値段を聞くと$25。見るからにボロい。こんな宿に$25なんて高すぎる。しかし値下げ交渉には一切応じてくれず。

他の宿を探すと言って宿を出て歩き出すものの、「こんな体調で土砂降りの中、本当に探すのか?」と自分に問いかけ、直ぐに引き返して仕方なくチェックインした。

 

渡されたチェックイン名簿を見ると、最後の客は1ヶ月以上前に来た日本人3人組だった。その他にもちらほらと日本人がこの宿に泊まっている様だったが、いずれもかなり前の日付。ここ1ヶ月は誰も泊まっていなかった様だ。

なるほど、久しぶりの収入で、値下げはしたくないってところか。

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壊れて1mmも動かない扇風機付のこの部屋が、$25。バストイレは共同だが、ふざけた事に、水を使う都度オーナーのおばちゃんに頼んで元栓を開けてもらわなければならない。客室は2階にあるので、毎回1階まで降りてお願いするのだ。トイレを流す・シャワーを使う・手を洗う・歯磨きをするetc… その都度毎回だ。体調の悪い僕にはこれはかなり酷だった。

 

シャワーを浴びている時なんか「使い終わったら栓を閉めるから教えて」と言われ、ちゃんと「わかった」と伝えたのにも関わらず、使い始めて2分でシャワーの水が止まった。

素っ裸の泡だらけの状態で、おテンテンだけ隠して受付に行き、元栓を再度開けてもらった。

「あら、さっき閉めたわよ」だって。まだ2分だぞ。終わったなんて一言も言ってねーよ。

 

あーこの体調にこの宿。 なんてどいひーな仕打ちですか。

 

 

ということで、ガイアナ紹介のお時間です。

ガイアナは元々イギリス領ギアナとして英国の植民地でした。住民の大半は英国の植民地から連れて来られたインド系・アフリカ系。1966年に英国より独立。独立後の現在もコモンウェルス加盟国で公用語は英語。

ですが、個人的な印象としてはかなり癖のある英語ですねー。難しかった・・・。

 

街を歩いていると、ある一角から賑やかな声が聞こえてきます。

何かと思い近付いてみると、そこは競馬の賭けに興じる人で賑わう場所でした。

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真剣な眼差しでレース展開を見守るおじちゃん。

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そう、ここは旧イギリス領。スポーツ文化もまたイギリスの名残を感じさせます。

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他にはクリケットも人気で、インドで行われている試合がこちらでも流れていました。

「おい、じゃぱにーず。お前はクリケットのルールを知ってるか? 知らねーだろ、ガハハっ」

「知るかっ、そんなマイナースポーツ興味ないわっ」

 

こちらは市庁舎。

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遠目には綺麗なお城の様な雰囲気の建物ですが、近付くと、ボロボロ。

スリナムの歴史地区と同じく、これもガイアナらしいといった所でしょうか。

 

こちらは裁判所。これは近くで見ても綺麗な建物でしたね。

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まぁ、ふーんという感じでしたが。

 

そしてジョージタウン最大の見所はこちらの「Stabroek Market」。

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大きな時計塔が目印の市場。

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ギアナ3国自体がそもそもそ治安が悪いと言われており、そして特にガイアナの治安が悪く、そしてその中でも特に危ないのがこの市場周辺。

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市場は地元の人達の生の生活が見れて、凄く好き。危ないとわかっていても、ここはどうしても見てみたかったのだが、言われている程危ない感じはしなかった。

 

フルーツがもの凄く食べたかったので、

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市場でスイカを買ってみた。味はちょっと薄かったけど、でも美味しかったぁ。

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大した栄養も採っていなかったので、このスイカは体に染込んだ。

 

こちらはセントジョージ大聖堂。

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ギアナ3国でよく見る木造建築の教会。

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中は落ち着いた雰囲気。街の散策に飽き、外は雨が降り、宿にいるのも居心地が悪い。

僕はガイアナ滞在中のほとんどの時間をここでのんびり過ごした。

 

そしてブラジルへ向けて移動。

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ブラジルとの国境 Lethem:レセム 行きのバスはここで申し込んだ。(詳細は下のまとめ参照)

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出発当日。バスはトヨタのハイエース。余談だが、ガイアナでは走っている車の99%が日本車だった。

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17時発の予定が、なんだかんだ遅れて18時に出発。

乗客の一人がケンタッキーに寄ってくれと言い、出発して速攻で停車。

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一人が行くと、みんなも買いたくなって、ゾロゾロと降りてケンタを買いに行く乗客達。

そしてそれを車内で食べる。

いつもならヨダレが垂れそうな程の匂いであるはずが、今の体調ではただただ吐き気を催すだけ。

 

飯はさぁ、出発前に食べといてくれや。

 

そして、バスは・・・順調に・・・ガソリンスタンドへ。

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だからさぁ、ガソリンは出発前に入れといてくれや。

 

しかし、給油した後も何度もガソリンスタンドに入っては出て行く。

どうやらタイヤの空気圧も弱かったらしく、空気を入れられる場所を探していた様だ。

結局6カ所目のスタンドでようやく空気も補充。

 

もういいよ、知ってる。ここはガイアナなんだよね。

何処にでも好きな所に行ってくれ。

 

 

舗装された道はジョージタウンの街中のみ。街を出ると、終点のレセムまで延々と未舗装の悪路が続く。

ジャングルの中を走るのだ。正直「悪路」なんレベルではない。それは正にDeath Road:死の道

未舗装の道路は穴だらけ。そんな道をガンガン飛ばして行くものだから、1分と寝れない。

穴を避けようとする都度、体は左右に振られる。寝た瞬間に窓に頭を叩き付けられる。全ての穴を避けきれる筈も無く、穴にハマるとガンっと上下に揺れる。その瞬間に体が衝撃で揺られ、首が鞭打ち状態になる。

 

そして真夜中。

車は、土砂降りの雨の中、坂で止まった。

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道がぬかるみ、坂を登れなくなったのだ。

乗客は全員降り、男は皆で車を押す。しかしタイヤは空回りし、少し進んではまたズリ落ちてくる。

誰かかが近くから丸太を持ってくる。今度は車を押し、落ちてくる前に後輪に丸太を挟み、車を固定する。

 

一度に進む距離は僅か30cm。坂はまだまだ続く。

雨は、激しさを増す。

僕は体調の悪い中、びしょ濡れになりながら車を押す。丸太を運ぶ。そして、泥まみれになる。

 

「俺、こんなとこで何やってんだよ」

 

なんとも情けなくなった。

結局、車は一度坂を降り、下から勢いを付けて登る事になった。

その間、僕らは歩いて坂を登る。もうパンツの中まで全身びしょ濡れだ。

 

坂に差し掛かっては乗客は降りて坂を登る。そんな事が何度か続いた。

こんな状況で服が乾く筈も無く、びしょ濡れのまま、国境へと向かう。

 

体調の悪い中、一睡も出来ず、坂の都度外に出て全身びしょ濡れ。

精神状態は極限に達している。

「水」というのは古来から拷問に使われてきた通り、人間を精神的に追い込むのだ。

 

頭の中では、一方で「いっそ死んだ方が楽だぞ」と僕にささやき、

もう一方では「こんなところで死んでたまるか」と気を吐く。

そんな僕を支えてくれたのは、「ZARDの負けないで」。

 

この曲は旅の中でもう数えきれない程聞いてきたのだが、この時程心に響いた瞬間は無い。

 

早朝の、途中休憩。

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自分の体を見ると、泥まみれで汚い。

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何度も泥まみれになっては、雨でズボンに染込んでゆく。

今でも僕のズボンを洗うと水が真っ黒になる。

 

朝7時。車ごとボートに乗って川を渡る。

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雨は降ったりやんだりを繰り返していた。

路上での途中休憩で撮った写真。ジョージタウンからずっとこの様なジャングルの中を走ってきた。

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真っ白だったハイエースの色が、やばい。

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何度目かの休憩。Lethemまであと130km。

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ふだんならあと少しだと思える距離も、この時ばかりはまだそんなにあるのかと気絶しそうになった。

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青空の下でのトイレ休憩。

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そして、ジョージタウンを出発して20時間。やっと、やっと、や〜〜っとレセムのオフィスに到着。

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ここからすぐさま歩いてガイアナ側レセムのイミグレへ移動。徒歩15分くらい。

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まぁ相変わらず無愛想なイミグレ職員。しかし、そんな事はもはやどうでも良い。

このイミグレを通過した瞬間、僕は何とも言えない開放感を感じた。

体調も、急に良くなった気さえしてくるから不思議だ。

 

思わず

 

「っしゃ出たぁ!!2度と来るかぁ!!」

 

と叫び散らした。

そしたらなんか、涙が出てきた。

ギアナ3国を抜けた開放感か、それともブラジルに戻ってきた安心感か。

 

だって、ほんとに辛かったんだもん。

 

 

途中で橋を渡る。

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ギアナ3国での国境は全て船で超えてきたが、ここだけ橋が架かっている。

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そして橋を渡ると、ブラジル側Bomfin:ボンフィンのイミグレ。

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はぁ、やっとブラジルに帰ってきた。

ボアビスタまではもう少し。

 

ふと、体調が急に良くなっている様な気がした。

病は気から、という事か。

 

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【 Georgetown:ジョージタウン情報 】

■ Hostal:宿

P&A Guest House」:「Alberttown」地区の「Church St.」上、「Cummings St.」との交差点付近

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1泊3,000ガイアナ・ドル 〜 6,000GD(約$15〜$30)でいくつかある。その他の設備は不明。

ここは2階が宿、1階がレストランとブラジル行きのバス会社を兼ねている。僕は宿は利用せずバスのみの利用だったが、オーナーのおじちゃんが気さくで雰囲気のいい人だった。この宿に泊まってるガイアナ人のねーちゃんと仲良くなったが、宿も特に問題ない様だった。

僕の泊まった宿はお勧めしないので載せない。名前は「ENNA’s GH」みたいな名前だった気がする。

 

ちなみに、ジョージタウンには昼に到着するので、P&A Guest Houseでその日のバスに申し込んでしまえば(空いてればだが)、泊まらずにブラジルへ向けて移動出来る。荷物はオフィスで預かってくれるので、出発までジョージタウンを散策すれば良い。

街の中心部は、1時間で十分なほど小さい。

 

■ Transporte:移動

① Paramaribo → Nieuw Nickerie(Southdrain Terminal)→ Georgetown

宿でガイアナの首都ジョージタウンまでの通しでバスを申し込む事が出来る。出発は早朝5時。

料金は100スリナム・ドル+フェリー代51SD =151SD(約$46)

ニューニッケリーまで3時間。フェリー40分。ガイアナ入国後、首都ジョージタウンまで3時間

合計、所要 約8時間(途中休憩やイミグレでの手続きなど全て含む)。

 

② Georgetown → Lethem

宿情報に載せた 「P&A Guest Houseの1階のオフィスで申込。

料金$60(ドル払い可)・18時発・所要20時間(天候次第)

元々は17時発だったが、なんだかんだ遅れて 18時発。その辺はガイアナ時間で。

バスで行きたくない方は、ジョージタウンから飛行機が出ているので調べてみて下さい。

 

③ Lethem → Bomfin → Boa Vista

到着したバス会社オフィスからは歩いて国境を越えられる。

ブラジル側ボンフィンまでは全部で所要1時間

 

ボンフィンのイミグレ前からはバスとタクシーがある。バスは18レアル(約$8.5)・タクシーは乗り合いで50レアル(約$23)

正確なバスの出発時間は不明だが、イミグレが12時〜14時まで閉まっているので、14時過ぎに1本あると思われる。その次は16時頃に1本ある事はわかった。

僕は体調を考慮して、16時のバスを待たずにタクシーで移動した。30レアルしか持っていなかったが、タクシーの運転手と交渉するとそれで良いと言うので、30レアル(約$14)でボア・ビスタへと移動できた。所要1時間

もしかしたら、そもそも50レアルというのがボッタクリ価格なのかもしれないが、真相は不明。

 

Ryosuke Oka

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