シベリア鉄道後編

Now I’m in:Tallinn , Estonia

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→South Korea2→Russia→ Finland (NEW!!)→ Estonia (NEW!!)

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シベリア鉄道後編で〜す!

 

■ Day5

おはよー!

朝、いつもの様にコーヒーを作りに給湯器へと向かう。

僕はチリで買ったマイカップを持ってくるのを忘れてしまったので、シベリア鉄道用に安いプラスチックコップを買って使っていました。そしたらそれを見た添乗員が、シベリア鉄道特製のグラスを貸してくれました!これはどうやらお願いすると貸してもらえる仕組みの様です。5日目になるまでそんな事知りませんでした。

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なかなか凝った作りでカッコいいね。結局あんまり使わなかったけど。

 

 

さて、既に5日目に突入しているが、同室のロシア人女性は一向に降りる気配がない。

お、着替えた! と思ったら、新しいパジャマに着替えただけで、降りる支度をしていた訳ではなかった。

4日間特にこれといった会話も無く、ただお互い微笑み合うだけの日々。

 

僕が朝食を食べている間、彼女は向かいの席に座って外の景色を眺めていた。

そろそろ話しかけてみるか。

なんとなく、室内にそういう空気が流れた様な気がしたので、思い切って聞いてみた。

 

「何処行くの?(英語で)」

 

・・・(;´Д`)アウ… (相手はこんな顔をしている)

 

「何処行くの?(再度質問)」

 

すると恥ずかしそうに笑いながら両手で顔を覆って

「私英語がわからないの」

といった感じの事をロシア語で言っている。(あくまで僕の推測)

 

もしかしたら、話しかけんなよこらぁ。と言われているのかもしれないが。

いや、あのはにかんだ様な笑顔がとても可愛らしかったので、そんな事はないだろう。

そう思い、今度はジェスチャーも交えて再度質問する。

 

「(自分を指差して)モスクワ」

こうすると、やっとわかったのか、「チュメニ」と返事が来た。

おぉどこだそれー? となって手元の地図で場所を教えてもらうと、これまたなかなか遠い。

 

今度は名前を聞いてみようと思い、再度英語で質問してみた。

やはり通じないが、「Name」と再度言うと、それはわかったらしく「Lena:レナ」と返事が来た。

僕も「Ryo」と自己紹介し、やっとスタートラインに立った気分になった。

 

彼女が「歳はいくつなの?」とロシア語で聞いてきたが、当然わけわめなので今度は僕が (;´Д`)アウ… な顔をしていると、自分のパスポートを取り出して生年月日の部分を指差す。

あぁ年齢の事か!とガッテンし、紙に自分の生年月日を書く。

レナは僕の1歳下、28歳だった。

 

こんな会話は久しぶりだ。

大抵の国では最低限の英語が出来る人が多かったので英語を媒介にして会話をする事が出来たが、ロシアでは英語を話せる人が今のところほとんどいない。共通語が無い状態での会話がどれだけ難しいか。

 

例えば「何?」というロシア語を知りたい時、お互いに英語がわかっていれば「What」ってロシア語で何て言うの?と聞けば答えが返ってくる。しかし僕らの間には共通語がないので、相手の身振り手振りや反応からその言葉が何を意味しているのかを推測しなければならない。

 

そのため、僕は英語を使うのを諦め、日本語で会話をした。

打解けると彼女は意外とおしゃべりで話しかけてくるが、当然の様にロシア語でガンガン来る。

僕はそれに対して日本語で返事をする。

 

会話が成り立っているのかいないのか。

 

そんな会話の中から

「Yes」が「Да:ダー」

「What」が「Что:シュトー」

「And」が「И:イー」

「Shower」が「Душ:ドゥーシュ」

 

だという事がわかった。and と shower はスペイン語に音が似ている。こういう勉強の仕方も面白い。

僕が「ダーダーダー」とダーを連発するといつも彼女は笑っていた。

 

 

暫くして日課となっている罪と罰をんでいた時、急にレナが「リョウ!」と言って財布をゴゾゴソしだした。

そして取り出したのがこちらの100ルーブル札(約280円相当)。

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実はこれ、普通の100ルーブル札とは違うんです。

お札の絵を見て想像つきますかね? これはついこの前の「ソチオリンピック」の限定100ルーブル札!!

これには思わず僕も「うぉぉ!かっこいー!!」と興奮してしまった。

 

そしたらこれを僕にくれるって。

Oka「えまじ!? いいの!?(日本語)」

Lena「ダーダー!(ロシア語)」

 

何故かもう会話が成立している。

 

そんな事されちゃったら僕もお礼しちゃうぞっ!

ってことで、海外でお世話になった人にあげる為に持ち歩いている「和風ポストカード」を1枚あげた。

絵は「歌川広重」の「浮世絵」。 それから日本の硬貨も何種類か一緒にプレゼント。

 

そんな感じで5日目には車内の空気が一変。2人の関係は急接近!? という感じです。

果たして、チュメニまでに2人の間には芽生えるのでしょうか。

チュメニだけにチュメチュメ・・・

 

はい、失言でしたね。失言ですがそれを削除せずに敢えてこの記事をUPしたいと思います。

 

 

何処だか忘れましたが途中停車の駅。

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線路沿いには1kmごとに標識が立っています。なので、外を眺めていると今何キロ地点にいるのかが直ぐにわかるのです。この駅はちょうど4376km地点ですね。この数字はモスクワが起点ですので、ウラジオストクからだと数字が減っていきます。

ウラジオストクが9288km地点なので、半分は過ぎましたねー。

 

隣りのホームに別の電車が入ってきました。こちらは「001号」のモスクワ行き。

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僕の乗っている「099号」寄りも格上の列車です。こっちの方が20時間くらい早く着くんですよ。

 

さて、暫く走り、ロシア中部の大都市「クラスノヤルスク」が近づいてきました。

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ここは工業都市で有名な場所。町の規模もこれまでよりも大きくて、この様なマンションも目立ちます。

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そしてこちらが駅。

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ここでも停車時間が長かったので、ちょつと探検してみました。

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駅の外観。

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駅前の広場ではサッカーをしている子供たち。

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なんかほのぼのしてていいね。

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駅のすぐ隣りにはこんな壁画が。一番前に立っているのは間違いなく「レーニン」でしょう。

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でも、なんでここにこんな壁画があるんだろうか?

と、思ってこちら調べてみました。そしたら、帝政ロシア時代には「シベリア流刑」と言ったらここクラスノヤルスクだったそうで、当時マルクス主義の運動家として活動していた彼もここに流されたそうです。

 

一通り周囲を散策してホームに戻る。

すると、僕の車両の近くから「韓国語」らしき言葉が聞こえてくる。今まで僕の車両には僕以外に東洋人系の人が乗っていなかったので、「おぉ!」と思って良く見てみると、彼らは「北朝鮮人」だった。

なぜ北朝鮮だとわかったかと言うと、彼らはみな胸にバッヂをつけていたのだ。

 

「赤旗をバックに金正恩の顔写真」のバッヂ

 

4〜5人のグループで、身なりはまぁ普通。

僕の部屋の両隣に別れて入って行った。

 

ここで何をしているのか、何処に行くのか、いろんな事を聞いてみたい衝動に駆られる。

少し聞き耳を立てて彼らの会話を聞いてみるが、朝鮮語だったので全くわからず。

ロシアには北朝鮮の移民労働者がいるので、もしかしたら彼らがそうなのかもしれないし、あるいはレーニンゆかりの地であるここで朝鮮労働党の幹部とロシア政府の間で何かがあったのかもしれない。まぁだとしたら彼らはもっとリッチな移動手段を使うはずだろうが。

 

いずれにしろ、ここまで面と向かって北朝鮮の人を見るのは初めてだったので、ちょっと興奮してしまった。

彼らは1晩で何処かの駅で降りて行った。

 

 

■ Day6

おはよー!

実はシベリア鉄道ではレナ以外にも出会いがあったのです。

 

前回の記事で車内販売があると書きましたが、食事の時間になると焼きたてのパンの販売もあります。

朝昼晩の3回、トレイに乗せて売りにやってきます。

 

これがまた良いニオイをプンプンさせながら売りにくるんですよ。僕はカップラーメン等の軽食を3日分くらいしか持ち込んでいなかったので、途中からこの車内販売のパンを買う様になりました。

こちら販売員の「ウォーワ」。

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3日目くらいから僕はパンを買う様になり、すると毎日毎回必ず

「Ryo!」

と僕の部屋にパンを売りにくる様になりました。6日目の朝のパンはこんな感じです。

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ピロシキ・ソーゼージパン・ピザ等々、いろんな種類のパンを毎日交互に持ってきます。

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もうこれがどれを食べても期待を裏切らない美味しさ!!

シベリア鉄道に乗るなら、絶対にこのパンを食べなきゃダメ!!

 

僕は最終日まで毎日2個くらいは買ってましたね。

いらない時は「Hет:ニェット(No)」と言うと、「これは凄く美味いぜ、1個買ってくれよ(僕の推測)」とセールストークが始まりますが、ロシア語なので何を言っているかわからず、僕はいつも「Hет:ニェット(No)」の一点張りで断ります。

 

するとしょんぼりして出て行くのですが、数時間後の次の販売の時間になるとまた元気な声で

「Ryo!」

と言って、僕の部屋に入ってきます。

外国人のこういう後腐れの無いサバサバしたところが僕は好きです。だからこちらもいらない時は「いらない」とはっきりと言えるし、その後関係が気まずくなる様な事もまずありません。僕はそんなウォーワが可愛くて、毎回成り立っているのか不明な会話を楽しんでおりました。

 

昨日話かけて仲良くなった為か、レナが一緒に食べようと言ってくれたおつまみ。

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大きさはヒマワリの種より一回り小さく、中にはナッツの様な身が入ってます。

ロシア人はこれが大好きだそうで、器用に歯だけで殻を割って中身を食べるんです。その間僅か1秒程。僕も挑戦しましたが、力加減や割り方がわからず、殻がグチャッとなって身と混ざってしまい、結果殻ごと食べてました。

 

駅での売り子の中にはこんな魚を売ってる人も結構みかけました。

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場所的にはまだロシアの内陸部なので、恐らく川魚でしょうか。

 

ここでも恒例となっているバニラアイス。

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そして6日目の夜中、ようやくチュメニに到着し、レナは降りて行った。

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結局チュメチュメする事は無かったが、全く言葉の通じない中でも楽しい時間を過ごす事ができた。

彼女との出会いが今回のシベリア鉄道の思い出をより濃い物にしてくれた

Спасибо!

 

 

■ Day7

おはよー!

レナがいなくなり、部屋は僕1人となった。

 

途中何人かが乗り込んできたが、みな数時間で降りて行く。特に彼らと会話をする事も無く、僕はまたいつも通り本を読み、飯を食べ、昼寝をし、外の景色を眺めて過ごした。

 

あと一晩。あと一晩でモスクワだ。

 

■ Day8

おはよー!

朝起きる。朝食を食べ、歯を磨き、そして最終日の為に残しておいた数ページを読みきる。 罪と罰は思っていたよりも読み易い小説だった。所々グッと引き込まれる箇所もあり、飽きずに最後まで読む事が出来た。

 

モスクワまでの距離を示す標識を見ると、数字が3ケタになっている。

 

数時間後、モスクワまであと1時間程という頃、添乗員の女性が「Ryo」と言って僕のところに来た。

各車両に1人添乗員がおり、彼ら彼女らもウラジオストクからモスクワまでずっと乗っている。

1週間の中で、特製のグラスを僕に貸してくれた時だけしか会話をしていない彼女が、いきなり僕の事を「Ryo」と呼んだ事に驚き、ドキッとしてしまった。

そして彼女は「布団の枕カバーとシーツを持ってきてね」と言って、ニコッと笑って出て行った。

 

この1週間そんな笑顔を見た事が無かったし、お互いに自己紹介をした訳でもないのに「Ryo」なんて呼んじゃって、男のツボを押さえているこの添乗員の奇襲にドキドキしてたら、モスクワ着いちゃいました。

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車両の外に出ると、そよ風がなびいてきて、自分の頭の臭いがぷ〜んと臭ってきて悶える。くっさ。

はやく宿に行ってシャワーを浴びたい。

 

こちらはウラジオストクからモスクワまで連れてきてくれた先頭車両。

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別におばちゃんの記念写真を撮ってあげた訳ではありません。

「MOCKBA」と書いて、モスクワと読むのです。モックバじゃないですよ。

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いやーーついたーー!!

 

1週間は長かった。

もう一回乗るかって? 乗りたいねー!

次は「北京(中国)ーウランバートル(モンゴル)ーモスクワ(ロシア)」の鉄道に乗りたです。

 

飛行機や新幹線等の高速な移動手段が主流になる中、今でもこうしてのんびり1週間もかけて移動する電車の旅が出来るんですよ。ながーい人生のほんの1週間、ほんの162時間です。

いつの日か、是非みなさんも乗ってみてください。

 

Ryosuke Oka

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8件のコメント

  1. Ryoさん。
    レナちゃんとの出会いにドキドキしながら読んじゃいましたよ!(((^_^;)

    無事到着おめでとうこざいます。

    私は年末年始に、バンコク一人旅に毎年行ってます!
    ビビりなんで、ストイックな旅はできませんが、。

    Ryoさん、尊敬しますわぁ。

    楽しそう!

    1. kiyoさん

      ドキドキして頂けましたか!笑 何も起せずに申し訳ありません><
      年末年始のバンコク楽しそうですね!! しかも毎年行かれてるんですか!!

      僕がバンコクに行った時、タイマスターの日本人の方にお会いしたんですが、確か年末年始の時期でした。
      もしや、あれはkiyoさん!?

      僕は自分に対してドSなのかもしれませんね笑
      おたがいに旅を楽しみましょう!!

  2. 残念ながら私ではありません(((・・;)
    一瞬考えてしまったではないかい。

    今年で3回目になります!
    たべたりのんだり、のんだりたべたりで大忙しですよ(*^^*)

    今年も

    『私が食べたい10のもの』

    考え中!!

    食べ物たくさんアップしてくださいな!

    1. ちがいましたかぁ・・・残念!笑

      バンコクも安くて美味しいご飯が沢山ありますからね!
      羨ましいですっ><

      食べたいもの10個も考えるの結構大変ですね(汗)
      参考になるかわかりませんが、今後もいろいろ食べ物系もUPして行きますね〜!

  3. 楽しみにしてますね!

    私はRyoさんみたいに文才ないから、lineのタイムラインに
    食べ物載せてるくらいです。(–;)

    1. ぶ・・・文才・・・(照)

  4. 本作れるくらい、楽しい旅ではないですか!(;o;)

    1. ありがとうございます><
      頑張りますっ!!

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